直井 慎一

Shinichi Naoi

愛別町のとある事業所で出会ったせいぶつ。
ピンク色の体にくろい顔、垂れ下がったくろい耳。ボタンの目。うれしそうな口元。
ステキなかばんをたすき掛けにして木のイスに座っていた。
その謎のせいぶつには付箋に手書きで『ぴっち』と書いてあった。

『欲しい!おいくらですか?』 『非売品です。』 施設長は私にぴっちを売ってくれなかった。

聞くと作っているのはなんと男性。私がぴっちを気に入った事で彼からお手紙が定期的に届くようになる。
『ぴっちを気に入ってくれたのでいつかいっしょにお仕事がしたい。』

そして今彼は釧路でぴっちを作っている。
この展覧会に間に合った数は全部で58ぴっち。
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直井 慎一

Shinichi Naoi

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