山下耕太

Kouta Yamashita

生まれた時から音のない世界で、それでも逞しく生きてきた。
小さな身体と持ち前の明るさで“チビタ”の相性で誰からも愛された。
写真が好きで、専門学校を卒業。自分の運転でどこへでも撮影に行った。
夜はクラブでダンス、週末はボランティア活動、イベントの打ち上げではカラオケだって披露する。
聴こえてないことで怖気つくことなどなかった。
「みんなが楽しんでくれればいい」そう思っていた。
いつでも笑顔。いつもハイテンション。
でもそれは、周囲の気遣いばかりしてきたから。
ある日突然、糸の切れた操り人形のように、動けなくなった。
何もできない、どこにも行けない。
気づくと、自分から命を絶とうとしていたこともあった。
阿寒湖の共生型グループホームで少しづつ体調を整え、その頃、気が向くと描いていた絵。一緒に暮らしていた高齢者が喜んでくれるのがうれしかった。
就労支援事業所で訓練をはじめ、徐々に以前の自分をとりもどしていった。
でも、以前のようにはもうしない。
周りに気を使ってばかりの自分は卒業する。
“自分らしく生きる”そう決めた。
聴こえないから、わかることがある。
聴こえないから、気づくことがある。
彼の絵には、そんなものが現れているようだ。
Portfolio Image
×

投票は画像をタップしてください。

山下耕太

Kouta Yamashita

TITLLE

静寂の月と桜

The silent moon and cherry trees

Portfolio Image
×

投票は画像をタップしてください。

山下耕太

Kouta Yamashita

TITLLE

カラフルの木

【A colorful tree】

Portfolio Image
×

投票は画像をタップしてください。

山下耕太

Kouta Yamashita

TITLLE

桜と月と雲の世界

【The world of cherry blossoms , moon and cloud】

Top