入籍し結婚式を目前にした幸せの絶頂の中、突然、病魔が身体を蝕み、首から下のすべての感覚を失ってしまった。
一瞬で、希望は絶望に変わってしまった。
でも、変わらなかったのは愛だった。
諦めることなく、夫の愛に支えられながら、必死にリハビリを続け、車椅子で自走できるまで、奇跡の回復をした。
それからの彼女は、障がいのある人たちの代表として、声を上げ、走り回り、まだまだ不理解な社会の中で、奮闘しながら、多くの当事者の支えとなってきた。
そんな彼女の唯一の癒しは、“ネコ”。
自らを「ネコカワ」と名乗るほどの無類のネコ好き。
ネコに対する愛情、あるいはあこがれが、彼女の作品からは垣間みられる。